ホントに「ねばならない」のかな?

キャリコン・スクエア

2017年08月11日 07:50

8月11日・金曜日。
「山の日」ですね♪

今日から、お盆休みの会社も多いのでは。
かくいうワタシも、同じく、で。
親戚や兄弟が集まって、ある意味「自分の原点」を見つめる休暇、ですね。

昨日は、新幹線に乗って日帰り出張だったのですが、さすがに連休前で。
帰省モードのファミリー乗客や、旅行気分の若者たちがわんさか~

ニッポンの夏、ですね。


さて、キャリコンの資格をとって、何ができるかという毎度の話。
実践の場は、やはり今の仕事の上、になります。

先日、ある方と面談をした時のこと。

当然「守秘義務」がありますから詳しい内容は書けませんが、資格をとるまでに身につけた、
・ラポールを気づいて、話したいと思ってらっしゃることを話していただく。
・「過去の経験」「きっかけ」を尋ねて、自己探索していただく。
・「ポロッと」口に出された言葉を、丁寧に「伝え返し」して、自分の思いに気づいていただく。
などなどにより、面談を進めていきました。

難しい案件なので、簡単に解決できるものではないですが、最後に相談者が、
「いろいろ話を聞いていただけて、ホントに良かったです!」
と言ってくださり、自分も少し支援できたかな、と清々しい気持ちになりました・・・。


モヤモヤとした雲が晴れて、胸の中に青空が広がるように・・・。

求めているのは、こんな感覚なんだろうな。

例えば、面談の中で相談者から出てくる、
「働きたい」という言葉と、「働かねばならない」という言葉。

この言葉が相談者から交互に出てきて、「働く」ことへのアプローチの仕方を、ご本人も迷ってらっしゃるように感じて。
ここを「伝え返し」ていくと、相談者自身が自分の「職業的自己概念」に気づいていかれる「かかわり」になりました。
ご本人も、こちらも、スッキリ感。

「ねばならぬ信念」を語ったのは、アルバート・エリスさん。
・「ねばならぬ」という、非論理的な信念(イラショナル・ビリーフ)が、不適応的な現在の落ち込みを生じさせる。
・それに反論して、正しい論理的な信念を見つけ出す力を育てる。
「論理療法」ですね。

誰しも、生活のためにはお金がいる。
お金を得るには働かねばならない。
これを120%理解しながらも、「ありたい自分」を考えていただくようなかかわり。

実践の場は、アドレナリンが出ますね~。






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